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背中が重い、痛い、と訴えてくる人が増えてきています。
ご自身の趣味も含めて、パソコンの前で仕事をする時代になってきました。画面を見つめながら片手でマウス、その姿勢が長く続けば、当然、背中の浅部筋も深部筋も拘縮してきます。固まった!と言う状態ですね。
人間の身体は常に動いている、との基本から考えれば異常が出るのは当たり前なのかもしれません。動かなくてもいいのは睡眠中、身体を横たえているから大丈夫なのです。ただ、寝すぎは骨質を低下させ、筋力も弱まり問題なのですが、これは別の機会に触れます。
戻りますが、さまざまな行動の中で背中はおおよそ第9胸椎あたりを中心にして、上半身と下半身の動きに対応しているようです。背中の下部の動きが狭まれば、消化器系に影響が出てきます。上部の動きが小さくなれば以前に書いた心肺機能に影響が出ます。また、五十肩症状も出てまいります。
この解消法は簡単です。硬さや重さが悪化する前に、ラジオ体操第一のような体操をしましょう。ゆっくりと大きく、行う時間帯は体内時計から考えて、夕方から夜がいいですね。問題は一つ、簡単過ぎてつまらないことです。
でも、この単純な中にこそ物事の秘訣はあるものです。

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およそ1年以上になりますが、ブログの書き込みを休止していました。特段の理由があったわけではないのです。ただただ多忙で、と言い分けさせて下さい。これから気分一新して頑張っていきます。
さて、整体と言うカテゴリーは本当に種々雑多です。このままではいけない、といつも気にしています。身体に現れる症状は複雑ですが、その原因を突き詰めれば、なるべくしてなっている!と言うことになります。
さまざまな症状に対して、その原因と対処法を出来る限り判りやすく述べて行きたいと思っています。
次回から一つ一つ取り組んでまいります。

このところの天候不順、来る夏は冷夏だとも予測されている。あらゆる農作物が悲鳴をあげている。宮崎県の口蹄疫騒動も大変な問題だ。農家の方々の悲嘆は本当に計り知れない。地球と地球を取り巻く自然界が怒っているのだとしか言いようがない。と、大上段に意見を振りかざしても傲慢でしかないのが辛いところ。
東洋医学では人の身体を小宇宙と捉える。一つの自然界だ。だから農作物と同じように自然界の影響を受けるようにできている。例えば、一日を2時間ごとの12区分にして、それぞれ身体のどの臓器が活性化し、どこが不活性化するかが体系化している。それによって脳梗塞や心筋梗塞が起きる危険な時間帯、胆石が痛む時間帯、記憶作用が捗る時間帯などが解っている。これを活用したのが「時間治療」、最近は格好良く「クロノセラピー」と呼んでいる。
ところが、この時間帯さえも狂わしているのが天候不順、天候の乱れは身体のリズムさえも乱してしまう。
しかし、この悪しき天候不順は、自分で解る健康診断でもあるのだ。身体がだるい、腰が痛む、呼吸が苦しい、頭痛が頻繁に起こる、食欲がない等々。普段はあまり意識していない身体の変調は、自然界である身体内部に潜んでいる問題を教えてくれるのだ。自分チェック、元気なときにどうしたらいいか、予知予防としての智慧に変えよう。

今日、難しい症状の方が見えられました。多発性骨髄腫を発症して2年(判明してから)、個人データはもちろん伏せますが、都内の某大病院に通院中。投薬は一種類、おそらくプレドニゾロンだと思いますが、加えて状況に合わせて輸血をされています。貧血、右肺下葉に炎症、腰の痛み、肩の痛み、耳鳴り、尿の産生不全、高カルシウム血症による全身の硬化など、いわゆるCRABです。
ご本人の辛さは伺って身にせまるものがあります。全体チェックの後、静に優しく丁寧に腱、靭帯、筋の軟化を施しました。少しでも無理をすれば、内代謝が盛んになり酸素不足を引き起こし、血液粘度が増してしまうのです。神経を使いました。もちろん骨格矯正など出来るわけもありません。
施術後、身体の痛みや重さが軽減して笑顔に。食事を含めた生活のアドバイスをさせていただきました。心軽く帰られましたが、僕の心は痛みます。先天的なのか後天的なのか発症の原因が不明です。後日、念のため、これまでの血液データを拝見することにしました。

施術の現場で気になる症状、またお客様が気にされている症状などについて一考察をしていきたいと思います。

さて、その第一弾ですが、頭痛に伴って、めまい、吐き気、耳鳴り、目の奥が痛い、すぐ息切れがする、と言うような症状があります。内科や耳鼻咽喉科では「メニエール症候群」といわれる事が多いようです。気にされて細かく検査(レントゲン、脳波、血液など)しても、結果は異常なし、様子をみましょうと、とりあえず薬を処方されます。こんな事を繰り返されている方も多いですね。

身体は基本的に、自律神経系と内分泌系に異常がなければ健康体が保たれているといわれます。
その自律神経ですが、簡単に言うと、脳から出て、各脊椎の両脇から身体のほとんどの器官に配られています。
その内、胸椎(背骨)に肋骨がついている12ヶ所は呼吸運動に関係し(呼吸運動だけではないのですが)、特に上から5ヵ所(胸椎1~5)は息を吸う吸気中枢に関与しています。この間が狭く詰まってくると(脊椎間狭窄)、結果として前述のような症状が出てきます。ですから、この部分をはじめ、脊椎全体の両脇の軟化、そして椎間矯正を行えば、かなりの確率で好転することになります。
当てはまる症状を抱えている方、お近くの信頼の置ける整体、カイロプラクティクなどにご相談してみてはいかがでしょうか。

HAKUDO

Author:HAKUDO
名前:HAKUDO
生誕:戦後しばらくしての日本。男、年齢は忘却
仕事:統合医学、主に整体
 アメリカ、中国へたまに行ったり来たりしてます
趣味:海以外の釣り、読書、武道、野球、ゴルフ、犬など
 現在は飼い犬に邪魔されながら本を読むぐらいで、他はほとんど できてない(時間貧乏を再確認)
家族:います。
HP:www.u-ho.com

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